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2018年4月18日

◆セクシャルハラスメントにおける男性の「言い分」(弁護士小林徹也)


■よくセクシャルハラスメントの相談を受けます。訴訟にまで至らず示談で終了することが多いのですが,中には,訴訟に発展する場合もあります。
   

■男性の「言い分」-嫌がっているように見えなかった
セクシャルハラスメントにおいてよくある男性の「言い分」として,例えば,性的な言動について,「笑って聞き流していたので嫌がっているように見えなかった。嫌だと言ってくれれば止めた」というものがあります。
しかし,まさにここにセクシャルハラスメントの本質があります。
使用者と労働者,あるいは上司と部下の関係にある場合,使用者や上司からの性的な発言に対し,仮に不快に思っていても,それを明確に意思表示できることは少ないのです。男性側はこの点が実感としてなかなか理解し難いのです。
だからこそ,セクシャルハラスメントという類型を特別に検討する必要があるのだと思います。
かくいう私も,事件を通じて理解しようと努めていますが,本当に実感できているのか自問自答する毎日です。
   

■裁判所の対応
セクシャルハラスメントに関する裁判所の対応も変わってきたように思います。以前は,女性裁判官が「嫌ならなぜ嫌と言わなかったのですか」などと平気で質問してくるようなこともありました。
しかし,最近では,基本的に,「労働者である女性ははっきりとは言えないものだ」という認識が,(徐々にですが)理解されてきているような気がします。
   

■いずれにしても,セクシャルハラスメントを受けた(あるいは行ったとされて賠償請求を受けている)などのご相談がありましたら遠慮なく御連絡ください。

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