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2018年2月14日

◆近隣騒音(弁護士小林徹也)


■隣家の家の犬が早朝に吠えてうるさい,隣家のボイラーの音がうるさい,階下の音がうるさいなど,近隣からの騒音のトラブルのご相談がよくあります。
   

■理屈だけ言えば,通常の社会生活において生じる音以上の騒音を与え,これが「受忍限度を超えるもの」と評価される場合には,その騒音を発生させた者には損害賠償責任が課せられることがあります。
   

■しかし,現実問題として,現実に受忍限度を超えた騒音か否かを判断すること,またこれを証拠化することはなかなか容易ではありません。
   
私も,「夜中に階下からの騒音がする」と言われ,実際にそのマンションに泊まり込んだことがあります。しかし,残念ながら,私が泊まった時には「騒音」は発生せず,その後も録音なども出来ず,賠償請求を断念せざるを得ませんでした。
他方で,調停による話し合いの末,騒音の原因となったボイラーの位置を変更させたこともあります。
   

■近隣とのトラブルの難しい点は,普通は,お互いにその後もその場所から転居出来ず,トラブルは除去したいものの,必要以上に軋轢を生じさせたくないというご希望もあることです。
   
従って,いきなり訴訟や調停を起こしたりせず,まずは,文書で申し入れをするのが通常です。その文書も,よほど相手方が悪質でない限り,あまり高圧的になることなく騒音等を指摘するほうがよい場合が多いと思います。
   

■いずれにしても,騒音トラブルの態様は様々であること,証拠化が難しいこと,他方で,改善が図れることもありうることから,このようなトラブルに巻き込まれた場合にはご相談ください。
   

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