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2019年10月3日

~充実したお盆休み~(事務局A)


知り合いのフランス人(バックパッカー)が、お盆休み中に大阪に来たので、滋賀や奈良などを案内して回りました。
   

彼女に旅行の目的を聞きました。
―フェイクニュースが溢れている世の中。できるだけ多くの国を旅し、その国に暮らす人たちとの会話を通して、自分が見聞きしたものを信じたい。
   

日本に興味を持った理由を聞きました。
―フランスで見つけた、日本についての本を読んで興味を持った。首まで覆われた黒いサンバイザーをかぶり、自転車の前後に子どもを乗せたお母さんが、猛スピードで歩道を駆け抜けるイラスト(ダースベイダーと彼女は表現していました)を見て、ヨーロッパではありえない!!と衝撃を受けた。
あと、温泉、畳、布団、富士山、ウォシュレットトイレ、古きものを大切にしながらも世界の最先端を行く日本がとてもかっこよく思えた。
   

彼女から質問されたこと
―日本人は有休を取らないとか、日本には『過労死』という言葉があるとニュースで知ったが、本当か?なぜ自分の人生を楽しまないのか?
―フランスにはパックスというパートナー制度があるが、日本の婚姻制度にはどんなものがあるのか?
―日本の食品売場では食べ物が溢れている。全て消費できるのか?レストランでは、なぜ食べ残しを持ち帰りできないのか?
―商品をなぜ過剰包装するのか?ゴミ問題はどのように解決しているのか?
―電車やスーパーの中などエアコンが効き過ぎ。エネルギー問題を日本人はどう考えているのか?
―漢字・ひらがな・カタカナをどうやって使い分けているのか?
   

などなど質問攻めでした。フードロスや過労死は日本でも大きな問題になっていると伝えました。
   

特に印象に残った彼女の言葉
―今回のバックパックで、車一台は買えるお金を使う。物はいずれ古くなり壊れるが、私がこの旅で得る多くの友人と経験は、これからの私の人生にとって大きな価値がある。
―(彼女が読んだ日本について書かれた本を、私も読みたいと言うと)新しいのを買わなくても、私が読んだ本を日本に送るよ。本に限らず素敵なものは世界中の人の手から手へ渡る。私はこの考え方が好き。物を買っては捨てるという行為を辞めることで、環境破壊を防ぐ一歩になる。
   

日本で一番印象に残ったこと
―とにかくお手洗いがキレイ。
―電車の発着が時刻どおり。
―浴衣を着て盆踊りをしたこと。
―ウニ!たこ焼き!!
   

彼女との会話を通して、海外の人が日本をどう見ているのかを知ることができました。また、自分の国だけでなく海外で起きている問題(最低限、トップニュースだけでも)について自分の意見を持っておくことが、海外の人たちとより深い交流を持つ上で大切だと実感しました。
頭フル回転の一週間で疲れましたが、これまでで一番充実したお盆休みでした。

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