先日、卒業25周年記念の中学校同窓会に参加してきました。
学年主任だった先生がまず開会のあいさつをされ、「君たちは競争社会・就職氷河期を乗り越え、よくがんばっていると思う。君たちが中3の頃、先生は今の君たちと同じ40歳だった。今が特に社会でも家庭でも忙しく大変な時期だと思うが、これからもがんばっていってほしい」というような話をされました。
中学生の時、あんなに大きく見えた先生が今の私と同じ年齢だったのかと思うと、私は先生みたいに誰かにとって大きな存在となれているだろうか、と不安になりましたが、何とかここまでやってきて、あの頃の先生の年に追いつけたことに、少し安心もしました。
中学3年の時の担任の先生も来られていて、「先生、私のこと、覚えてる?」と聞くと、「テニス部の頭のよかった子やろ?」と過大評価しすぎですが、たくさんの教え子がいる中で覚えていてくれたことがすごく嬉しかったです。
「先生、卒業式の時、長渕剛の『乾杯』をへたくそなギター弾きながら、歌ってくれたよな」「親にも叩かれたことなかったのに、先生に人生で初めて叩かれたわ」とか、どんどん記憶がよみがえってきて、色んな話ができました。怖かった担任の先生とこんなに気軽に話せるようになったのも、やはりそれだけ時間が流れているからだなぁと実感しました。
テニス部の友人とは今でもちょくちょく集まるのですが、卒業以来会っていないクラスメートや話したこともない同窓生ともたくさん話すことができました。子どものことから旦那の愚痴、離婚・再婚の赤裸々話、そしてアラフォーにもなると体の変調の話も出てきて、みんな話題豊富でとても盛り上がりました。
懐かしい思い出と中学時代に若返った気分に浸り、ほろ酔いのまま帰宅し、子ども達の寝顔を見ると急に現実に引き戻されましたが、あの時代があったからこそ今の自分があるんだなぁと再認識し、また心地よい気分になりました。
次の日、「ママの中学のとき好きやった子、来てた?」とニヤニヤ聞いてくる少しませてきた上の娘ももうすぐ5年生。中学生も間近です・・・部活を通じて上下関係の厳しさを体感したり、自分自身の進路について悩んだり、目標に向かって努力することの喜びを知ったり、人生の転換期の1つであるこの時期に、娘にも、たくさんの友達や先生との出会いを大切に、色んなことにどんどんチャレンジしながら、自分の可能性を見出していってほしいと思います。
そして私も、次の同窓会でまた少し成長(外見は厳しいので内面)した自分になれていることを目標に、これからも自分磨きをしていきたいと思います。
(事務局:T)