1. HOME
  2. お知らせ

2017年2月9日

『寝屋川 ふれ愛子ども食堂』(事務局A)


当事務所の弁護士から、寝屋川市でも『子ども食堂』が行われていることを聞きました。
全国各地で、NPO法人が運営している『子ども食堂』があるということは、新聞やニュースなどで知っていました。
様々な事情で、家でご飯を食べられない子どもたちがこの食堂に集まり、みんなで食事や宿題をしたり、お風呂に入ったりしていました。
食事は近所に住んでいる主婦たちが作り、そして、子どもたちの宿題を見たり勉強を教えたりするのは学生さんたちです。またお年寄りが子どもたちと一緒に囲碁や将棋を楽しんでいました。
   
子どもたちに食事を作っている主婦が、「(自分の)子どもが手を離れてしまったので、ここに来て食事を作り、おいしそうにご飯を食べている子どもたちの顔を見るのが楽しみ。」と、大きな口を開けてご飯をかきこみながらテレビに向かって嬉しそうにピースサインをしている子どもたちを見ながら、笑顔でインタビューに答えていたのが印象的でした。
またお年寄りも「私もここに来るのが楽しいです。私が子どもたちから元気をもらっています」と、子どもと将棋をしながら話していました。
夜になると、塾帰り(おそらく)の子どもたちもどんどん集まり、大きな声で「お腹すいた~。今日、何ぃ~?」と子ども食堂に駆け込んできているのを観て、こみ上げてくるものがありました。
灯りの点いた家に帰り、みんなで温かいご飯を食べる、日常のごく普通の風景ですが、様々な事情で「普通」ができない家庭が数多くあります。
   
私は共働きの家庭で育ちましたが、母親は忙しい中、料理だけは手抜きをしませんでした。
今でも、ふと「お母さんが作ってくれたバターが染み込んだロールパンおいしかったなぁ」とか、「風邪で寝込んだときに作ってくれたオレンジゼリーおいしかったなぁ」と思い出します。特に、自分が何かに悩んで行き詰まったとき、母親が作ってくれた料理を思い出すと気持ちのもやもやが消えていきます。手作り料理の大切さを身にしみて感じています。
   
貧困の格差が増す日本で成長していく子どもたちが将来、何かに行き詰ったとき、「子ども食堂」で食べたご飯や、将棋や勉強を教えてくれた人たちを思い出して、少しでも前向きになってくれるように、私は私がこの「子ども食堂」にできることをしてあげたいと思います。

相談内容のご案内