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2015年4月24日

ペアレント・トレーニングを家族で実践中


ペアレント・トレーニング(略してPT)をご存知ですか?その名の通り親のトレーニングのことなのですが、アメリカで開発された発達障がいの子を持つ親のための子どもの育て方のトレーニングです。

  

子どもの困った行動を減らし、適切な行動を増やすために、親が子どものよい面を積極的に見つけて、意識的にほめるようにする育児方法です。

  

私には3歳半になる双子の男の子がいますが、二人とも言葉が遅くて、発達もゆっくりです。

  

子ども達を通常の保育園に通わせながら、療育(発達障がいのある子の発達を支援する施設)にも通わせていますが、どうしても療育に通う回数に限界があるので、何か家でできることを探していたらPTの本に出会いました。

  

そこで自分たちで出来ることから実践してみましたが、さっそくその効果を実感することができました。その中の一つを紹介します。

  

<PTを知らない時>

  

みんなで食事をしているのに、次男は一人で遊んでいるので「遊ばないで、早くご飯を食べて!」と叱りますが、余計調子に乗って食べようとしません。

  

結局親が食べさせてあげることになります。

  

叱るのにエネルギーを使うし、食べさせるのに時間を取られ、親はヘトヘトになります。

  

また食事をしない次男ばかりを構ってあげていることになり、ちゃんと自分で食事をしていた長男はほったらかしの状態になっていました。

  

たまに長男まで食べさせてと甘えてくることもありました。

  

<PTを実践した時>

  

食事をしない次男の行為は無視して、ちゃんと自分で食事している長男をほめて注目してあげると、長男は自分を認めてもらえて嬉しそうです。

  

それを見ていた次男は自分から食べ始め、その時に次男をほめてあげると、どんどん自分でご飯を食べることができました。

  

PTを知ったことで、以前より親が叱ることが減って、イライラすることも減りました。

  

子どものよい面を見てあげて認めてあげることで、よい行動が増えたように思います。

  

親にとっても子どもにとっても、よかったと思います。

  

夫が「夫婦でもPTしたら、夫婦円満になるんじゃない!?」と言って、手抜き料理でも「いつもおいしいご飯ありがとう」と言ってほめてくれるのですが、夫のいいところを見つけてほめてあげるのは、子どもをほめてあげるより難しいです。

  

ついつい小言が先に口から出てしまいます。

  

(事務局R)

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