5月14日(土)、財団法人堺市勤労者福祉サービスセンター主催の「健康ウオーク」に参加して吉野のみたらい渓谷を歩きました。(「みたらい」は「御手洗」と書きます。)
みたらい渓谷遊歩道は、天川川合バス停の先から天ノ川、山北川に沿って洞川温泉に続く7キロほどのコースです。新緑の中、渓谷を眼下に望みながら歩く気分は最高でした。静かな中、カジカやカワセミの鳴声も聴こえてきました。
白く水しぶきをあげて流れ落ちる滝が涼しさを誘っていました。
遊歩道の途中には急勾配の登りがいくつかあって、一気に登ることは無理でした。休憩をとりながら登りきりました。
同行の中に、息子さんと一緒の87才の男性がおられましたが、昼食をはさみながら、元気に洞川温泉まで歩かれました。
私は70代半ばのご夫婦と一緒に歩きましたが、ご主人は途中でリタイア。
しかし奥さんの方は洞川温泉に着いたあとも、温泉街の散策に出かけられるほど元気な様子でした。尋ねると機会ある度に、ハイキングを愉しんでおられるそうです。やはり、歩くことは健康の素、私もハイキングなど歩く機会を増やそうと思いました。
コースの途中で、洞川温泉から下ってきた20人ほどの海外からのグループと行き交いました。みな軽装ですがハイキング姿、「こんにちは!」と笑顔で挨拶を交わしました。一瞬の挨拶でしたが、和んだ気分になりました。
また、途中から神戸の山岳会会員で、毎週のようにハイキングや山に出かけているという婦人と一緒に歩くことになりました。この方は兵庫の100名山も踏破され、山岳会の活動にも参加されて豊かな経験を持っておられました。歩きながら聞かせていただいた話は、自分が歩いていることも忘れるほど愉しいものでした。あとで分かったことですが、この方は私を同行のグループの一員と勘違いされていたようです。
日常の生活では話したり知合う機会のない人たちと、短い時間ですが一緒に歩き、絶景に感動したり話したりすることの愉しさ、これもハイキングの魅力だと思います。
次は6月中旬、雨の大台ケ原に行く計画です。
(事務局I)