今年度は自治会役員に当たっていて、先日、三木市にある「兵庫県広域防災センター」へ行き、校区自治会主催の研修会に参加してきました。昨年、家族旅行で訪れた熊本県で、今年4月に大地震があり、満喫した熊本城や阿蘇エリアが損壊している映像を見て、いつ、どこで災害に遭遇してもおかしくない状況にあることをとても身近に感じたこともあって、専門の研修を一度じっくり受けてみようと思いました。
兵庫県全域の防災拠点であり、消防学校の機能も備えた広大な防災センターでは、東日本大震災時の談話をお聞きしたり、震度7の関東大震災の揺れを体感したり、火災を想定した暗闇・煙(水蒸気で模擬)の空間での避難を体験させてもらいました。そこで痛感したのが、大きな揺れや火災が起こった場合、パニックに陥ってしまい、素早い判断や行動ができないだろうということでした。
でも、センターの指導員の方は、とにかく「自分の身を守ること=自助」が第一だと強調されていました。日頃から家族みんながまず自分自身の安全を確保することを共通認識しておく必要があることを改めて知らされました。
そして次に、「地域で協力し合い避難・生き抜く=共助」が重要となってきます。私の住む地域でも少子高齢化が進み、異なる年代の方々と交流する機会がなかったり、同じ子育て世代でも付き合いが希薄になりつつあり、ご近所にどういった方が住まわれているのか知らずに生活している状況です。そんな中で、何か起こったときの「共助」がうまく実行できるのか、少し不安に感じましたが、この防災研修会を始め、毎年、校区の防災訓練や夏祭りなどの行事ごとを企画・運営してくださっている校区自治会の役員さんの意識の高さに感心もしました。
私は今年度、180軒あまりの地域自治会の役員で、「地域交流委員」という役割を担当していますが、何かあったときにお互いが協力し合える関係を築いておくためにも、お年寄りから子どもまで、色んな人達同士がふれ合える機会をつくろうと、ただ今、奮闘中です。そんな小さな交流でも、校区自治会の大きな活動の一躍になり、今後起こり得る様々な問題に対して、校区全体で取り組んでいける体系づくりができればいいなあと思っています。
今年は結婚15周年、この地域に住んで15年(実家で過ごした期間も入れると35年)になります。子ども時代に過ごして感じたこと、結婚して住んでみて感じたこと、子どもを生み育てていて感じていること、それぞれに色んな思いがありますが、とにかく、生きていくには人とのつながりが何より大切だということです。地域には色んな年代・考え方があり、時にはバトルになることもありますが、お互いの違いを認め合い、共有し合い、助け合いながら、みんながこの地域に住んでよかったと思える町づくりに、私も微力ながらまだまだがんばっていくつもりです。
~手作り作品第5弾・キャラ弁~
「がんばれ!くまモン!!」の祈りを込めて♡