お恥ずかしい話ですが、年甲斐もなく40代にして初めてウェディングドレスを着て、写真館で夫と一緒に結婚写真を撮りました。
今年のお正月早々に夫と大喧嘩をしまして、今まで子育てに家事・仕事に追われ、自分自身我慢してきたことをお互いに全部吐き出しました。そこで今年は家族みんなそれぞれがやりたいことをしようという事になりまして、私はやりたい事として、今年結婚20年目なので、その記念に結婚写真を撮りたいと言ったところ、すんなり夫も付き合ってくれることになりました。
25歳の時に結婚したのですが、知り合って1週間後にいきなりプロポーズされ、1ヶ月後に入籍しました。勢いで結婚したので、結婚式も挙げませんでした。周りからは結婚写真ぐらいは撮ったらとも言われましたが、夫は写真に全く興味がなかったので、結局撮りませんでした。
そしてあっという間に結婚して20年目になりました。銀婚式(25年目)や金婚式(50年目)は知っていたのですが、結婚20年目はなんだろうと思ってインターネットで調べたら、磁器(陶磁)婚式でした。磁器婚式とは、磁器のように簡単に壊れない固く結ばれた絆を表しているそうです。結婚記念日1年目は紙で、60年目だとダイヤモンドになり、結婚年数が増えるとだんだん堅い物になるそうです。
写真撮影当日、ワクワクしながら写真館に行き、プロの方にメイクとヘアセットをしてもらい、ウェディングドレスを着て、思わずはしゃいでしまいました。ウェディングドレスは意外にサイズが調整できるので、問題なく着ることができました。夫は、ズボンのウエストがピチピチでしたが、なんとかごまかして履いていました。たくさん写真を撮ってもらったのですが、自分で写真を選べないプランだったので、写真が届くまでドキドキしていました。
そして3週間後に1枚の大きな写真が届き、恐る恐る台紙を開いてみると、私の目は半開きになっていました。たくさん撮った中でこれが一番マシだったんかなぁと二人で笑いながら見ました。こうして結婚20年目の写真はタンスの奥に仕舞い込まれましたが、夫婦で写真を撮りに行った出来事は、楽しい思い出として残りました。これからも夫婦けんかしてもお互いを尊重しながら、仲良く過ごしていきたいと思います。