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2018年10月31日

毎朝、小学生の集団登校に付き添って感じたこと(事務局R)


うちの双子の息子たちは、今春から小学生になりました。保育園では行き渋りがひどく、数か月も通えないこともあったので、小学校にはなんとか通って欲しいという一心で、私は毎朝集団登校に付き添うことにしました。
   

最初は親子で不安だらけの集団登校でした。でも同じ班の子ども達は優しくて、私たち親子をすんなり受け入れてくれました。おかげで息子たちは集団登校が楽しいようです。1学期は校門で入れなかったり、教室で入れなかったりしたこともありましたが、2学期になって徐々にスムーズに教室まで入れるようになりました。
   

うちの班は、小学6年生がいなくて、5年生の男の子たちが班長と副班長を担当しています。班は13人の大所帯で、その内4人も1年生がいるので、班長さんたちはとっても大変そう。特に息子たちは、あっち行ったりこっち行ったり、歩くスピードが遅くて班を分断させてしまったり、逆に早すぎて班長さんより前を歩いてしまっていたり。班長さんは「2列に並んで」「もっとこっちに寄って」と言って引率してくれます。だけど班長さんが偉そうにすることはなくて、副班長さんも「班長、早すぎる」とか「班長、ちゃんと1年生見ろ」とか発言していますし、同じ班の子ども達や違う班の子ども達も、誰かがちゃんとしていなかったら、その子に注意することがあります。それでも言い争いになったり、けんかに発展したりすることもなく、みんな和気あいあいと登校しています。
   

大人の世界だと、忖度して正しいことも言えない、力関係で言いたい意見も言えないことが多いのですが、集団登校中の子ども達のやり取りを聞いていると、子どもの世界は自浄作用がしっかりしていて、年齢や立場に関係なく、それぞれの子の正義感で正しいと思うことを正々堂々と発言しているところが、とてもすがすがしく感じます。このまま子ども達が伸び伸びと成長していってほしいなと願っています。

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