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2020年1月17日

◆高齢者の財産管理など-ホームロイヤーという考え方があります(弁護士 佐久間ひろみ)


■ 最近,高齢の方から,身寄りがないので今後の財産管理や死後の手続きをどうすればよいか不安であるとの相談を受けることがあります。超高齢化社会を迎え,親族に迷惑をかけずに老後を送りたいという方が増えているのではないかと感じます。

  

■ しかし,このような高齢者を狙ったトラブルは数多く存在します。還付金詐欺,リフォーム詐欺,最近ニュースになったかんぽ生命保険の契約も,独居の高齢者が被害にあっています。これらのトラブルの原因は,高齢者の方が,誰にも相談せずに一人で判断をして契約をしてしまうところにあります。

  
■ そこで,ホームロイヤーという考え方があります。高齢者の方が,財産管理能力が落ちてきたときに備えて,弁護士と任意後見契約と見守り契約をする方法です。この場合,何か高額な契約をするときも,弁護士に相談してからにしようという意識になります。

  
■ 私が受任した件でも,高齢の方で身寄りもないことから,将来に備えて任意後見契約と見守り契約(3カ月に1回の訪問)を結んだ例がありました。この方は,不動産もあることから,どのような遺言書を作成するべきかといった相談もしながら,面談を続けています。

  
■ トラブルが起こってから,いきなり見ず知らずの弁護士に相談するというのではなく,気心の知れた弁護士と将来の財産管理の相談をすることもできます。ぜひ一度ご相談ください。

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