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2014年5月9日

◆憲法講師の「出前」を引き受けます(弁護士小林徹也)


■ 今,日本国憲法の議論がマスコミをにぎわせています。

「解釈改憲」,「集団的自衛権」,「秘密保全法」,「残業規制の撤廃」など,多くの重要な話題が,憲法との関連で語られています。

  

■ 憲法って何?

 言うまでもなく,今の憲法を批判する安倍さんが首相でいられるのも,憲法で定められた仕組みにより選ばれたからです。

 では,その憲法とは何なのでしょう。

 そもそも何を目的として作られ,それぞれの条文は何を目的に定められているのでしょうか。

 毎日の新聞を読んでいても,このように,全体として,憲法を理解するのは難しいかもしれません。

  

■ 私たち弁護士は,司法試験を通るために,嫌でも憲法を勉強しなければなりませんでした。

 そこでは,現実の社会に起きうる様々な問題について,憲法のどのような原則が問題となるのか,ということを体系的に論じることを学びました。

 「餅は餅屋」と言いますが,大工をしている方がのこぎりの使い方に長けているように,調理師の方がフライパンの使い方に長けているように,美容師の方がはさみの使い方に長けているように,私たち弁護士も,少しは憲法の使い方に長けていると思います。

 特に私は,中国残留孤児国家賠償請求訴訟,大阪空襲訴訟など,憲法が直接の争点となる訴訟に関わってきました。

  

■ 私自身は,日本国憲法は,一人一人の個人を大事にすることを目的として,第二次世界大戦を含む人類の長年の歴史の中から経験で培われた原則を,体系的にまとめたものだと考えています。

 従って,憲法を理解するためには,まずは憲法が何を目的にしているのかを知る必要があります。

 ここがはっきりしないと,何のために議論をしているのかわからなくなってしまいます。

 次に,憲法の背景となっている,歴史的な事実をある程度知る必要があります。

 憲法に書かれているから守らなければならないのではなくて,守らなければならないことが憲法に書かれているのです。

   

■ ただ,文章だけではなかなかわかりにくいと思います。

 そこで,ご希望があれば,無料で憲法の出張講師を引き受けさせていただきたいと思います(人数や時間に制限はありますが,当事務所にお越しいただいてもかまいません)。

 数人の方が対象でも構いませんし,多くてももちろん構いません。小学生の方でも,ご高齢の方でも構いませんし,短時間でも長時間でもできるだけ対応します。憲法を守るべき,と考えている人だけでなく,憲法は変えたほうがよい,と考えている方からの依頼でも構いません。

 遠慮なく御連絡ください。

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