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2016年12月27日

高野山「町石道」と九度山ハイキング(事務局 I)


11月中旬の土曜日、NHK大河ドラマ「真田丸」で有名な「九度山」の街と町石道を歩いてきました。
   
(九度山道の駅)
企画は組合山部、当日は南海高野線「九度山駅」に8時30分集合。
まずは「九度山道の駅」に立ち寄り、地元特産物と昼食の下見。柿の葉ずしの本場なのでその種類は豊富です。
   
(真田庵から慈尊院、丹生官生符神社)
真田親子が隠遁生活を送った「真田庵」から「慈尊院」へ。「慈尊院」は、弘法大師の母がひと時を過ごしたそうですが、高野山統治の政所でした。
高野山への町石道は「慈尊院」から始まります。「慈尊院」から「丹生官生符神社」に続く長い階段の途中、右手に180番目の町石(ちょういし)と呼ばれる石柱が建っています。石柱に刻まれた数字は、高野山に近づくにつれひとつずつ小さくなり、「奥の院」までの間に合計216基の町石があります。
ちなみに、この石柱は高さが3メートル、1町(約109メートル)毎に建てられているので、高野山「奥の院」までの道のりは約24Kmとなります。
「丹生官生符神社」を出ると、なだらかな勾配の山道が続き、両側には柿畑が広がっています。
   
(展望台から丹生都比売神社)
しばらくして展望台に着くと、眼下にはゆったり流れる紀ノ川と九度山の町が広がっています。はるか右前方には葛城山、金剛山などの山並みが望めます。
展望台を出発すると道は勾配を増して、額から汗が流れ落ち、喉の渇きも気になりはじめたころ、道端に無人販売所がありました。みかんや柿を売っていますが、自由に食して下さいと無料のみかん、柿もたくさん置いてありました。登山者へ
の心遣いに感謝し、次の目的地である六本杉(136町石)を目指しました。
急勾配を登り切り、町石道が平らになったあたりから雨が降りはじめ、計画を変更して丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ、世界文化遺産)へ向うことに。
丹生都比売神社に着く早々、地面が揺れて携帯電話が鳴りました。和歌山南部で発生した地震警報でした。
   
(九度山道の駅、真田ミュージアム)
昼食は、下見した「九度山道の駅」でとることにして、路線バスで引き返しました。道の駅で、さばやじゃこの柿の葉すし、焼き鳥、シュウマイなども買い求めての賑やかな食事会でした。
お腹も満たされたあとは、「九度山・真田ミュージアム」に立ち寄り歴史の勉強です。決して大きくない建物ですが、それでも一巡するには1時間程かかりました。来館者は、その言葉から、北陸、山陰、瀬戸内や東海地方など広域から訪れているようでした。ちなみにミュージアムの会期は29年2月末までです。
町石道の3分の1ほどのハイキングでしたが、歩くことで心身ともにリフレッシュし、日ごろの不摂生な生活を見直すよい機会になりました。
これからも機会あるごとに、ハイキングや山登りに出かけ楽しみたいと思います。
    

   
   丹生官生符神社境内の紅葉      慈尊院 
     

   

   

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