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2017年10月19日

『第30回 言論の自由を考える5・3集会 「不信」「萎縮」を乗り越えて 阪神支局襲撃事件から30年』に参加して(事務局A)


1 今年の5月3日に、『第30回 言論の自由を考える5・3集会 「不信」「萎縮」を乗り越えて 阪神支局襲撃事件から30年』に参加しました。
集会のコーディネートはジャーナリストの池上彰さんで、パネリストは、作家の高橋源一郎さん、東京工業大学准教授の西田亮介さん、朝日新聞政治部次長の高橋純子さんの3名です。
   

2 始めに、阪神支局襲撃事件のDVD「誓い~弔旗が風に鳴るように~」が上映されました。事件によって亡くなられた小尻知博記者の人柄と事件の背景を知り、事件から30年経った今、増加の一途をたどるヘイトスピーチや言論弾圧に対して、やりきれない気持ちでいっぱいになりました。画面に映し出された「明日(あす)も喋ろう 弔旗が風に鳴るように」という言葉が、私の心に深く刻まれています。
   

3 『(政治家によるメディアへの圧力等による)萎縮』について、池上さんから問われた政治部次長は、「(新聞記者として)政治家に『萎縮』しているとは思わないが、政治家から、より多くの情報をいち速く仕入れるために、気付かないうちに『自制』はしているかも」と述べました。「速報性のあるネットニュースに負けじと、新聞記者はスピード感をもって多くの情報を仕入れようとする。ただ、ネットニュースにはフェイク(デマ)も含まれる。信用度は、ネットニュースと比較して新聞のほうがはるかに高い。フェイクに騙されないで。」と、フェイクニュースを鵜呑みにする危険性について訴えていました。
   

4 参加者からの「若者の政治に対する無関心についてどう思うか」という質問に対して、池上さんやパネリストらが、「若者の社会的関与は増えているが、それが政治に結びついていない。被選挙権の条件である年齢制限や高い供託金が、若者の政治家になる夢を断ってしまうのではないか」と述べました。また、制限のある選挙のビラやポスターのデザインがダサい・海外のように個別訪問できないといった理由も、若者の政治離れの原因ではないか、との考えを示しました。
数年前、私はアメリカで、日曜日のマルシェ(有機栽培の野菜市など)で、「VOTE」と描かれたオシャレなTシャツを着た若者や子ども連れのお母さんたちが、「投票に行こう!」と呼びかけながら各政党の宣伝をしている選挙中の光景を見ました。
また、スウェーデンでの選挙の光景を写真でみたのですが、各政党が、公園に色とりどりのテントを立て、入り口には花壇を作り、公園に集まる市民たちに自家焙煎のコーヒーを振舞いながら、それぞれの候補者たちがテントを訪ねてきた市民と対話するといったものでした。
なんとも自由で楽しそう。日本の選挙は閉鎖的、もっとお祭りみたいにすればいいのに、と感じました。
これからの日本を作っていく若者が選挙って楽しいと思えるように、選挙活動の規制を見直してほしいと思います。
   

5 集会の最後に、パネリストの一人が、「日本が浮き足立っている(北朝鮮が打ち上げたミサイルに対して過剰に反応すること)今だからこそ、一人ひとりがしっかりと報道を吟味し、ファクト(真実)を得る。そして立ち止まって考えることが重要です。」と述べました。私は、北朝鮮がミサイルを飛ばすたびに、過剰に国民の不安を煽る政府に対して、常に冷静でいたいと思います。
   

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