2019年6月12日

◆仕事を辞めたいな…と思ったら,弁護士に相談してください(弁護士佐久間ひろみ)


■職場がブラックだったり,苦手な上司がいたり,条件が悪かったり…様々な理由で今の会社を辞めたいと思うことがあると思います。
民法の規定によると,仕事を辞めるときは,労働者が「辞めたい」と会社に伝えさえすれば,2週間後に雇用契約を終わらせることができます。
もちろん,会社の同意は必要ありません。
   

■しかし,会社には怖い上司がいて,直接行ったら脅されるかもしれないし,怒鳴られたり殴られたりするかもしれないと思うと,自分で電話や手紙を書いて会社を辞めると伝えることは,簡単ではありません。
そこで最近流行っているのが,退職代行業者です。
   

■退職代行業者は,「退職成功率100%」「明日から会社に行かなくてもOK」といううたい文句で,会社を辞めたい本人に代わって,会社に対し退職する旨を伝えてくれます。
1件当たりの費用は3万~5万円程度。
会社と直接交渉をするストレスに比べたら安いもの…と思う方々のニーズに応える一方で,勝手に会社と交渉をするといった問題も抱えています。
   

■退職をしたいと考えている人は,未払いの賃金があったり,残業代が支払われていなかったり,退職金が発生していたり,会社と交渉を必要とする問題を抱えている場合があります。
しかし,代行業者は弁護士と違って,会社と交渉をすることはできません。
会社を辞めたいと思ったとき,自分の権利を十分に行使するためにも,弁護士に相談してみてはいかがでしょう。
当事務所は初回相談無料です。まずはお気軽にご相談ください。

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